初日に続き寒いっす。
2日目はJPU Recordsのトム・スミスとアポ。最初に彼と会ったのは実は日本だったのです。と、いうのもこのトム・スミスの運営するJPU Recordsは日本のぶっ飛んでいてかっこいいアーティストをUKやヨーロッパ中に展開しているレーベルなのです。リリース第一弾アーティストのtheGazettEから始まり、POLYSICSやBOOM BOOM SATELLITES、SPYAIRなど多くの第一線で燦然と輝く日本人アーティストを心を込めてリリースしている男なのです。(アーティストインデックスはこちら→ http://www.jpurecords.com/artists/ )
トムとの待ち合わせはOxford StreetのTOP SHOP前。日本からの持参したお土産(バカみたいに大きなモンスターボール型のショッパー)を渡すととても喜んでくれて、「見て見て!」とApple WatchでまさにポケモンGOをプレイしていたのだった。事前に「市内でイケてる店に行きたい!」というお上りさん全開なオーダーをしていたので、オススメだという「sketch」へ。
建物の外観はいたってシックで特に目立つ要素も無いなのだが、一歩入るとまずモデルのような容姿端麗な受付の女性が出迎えてくれる(この時点で背の低い東洋人の僕は緊張…)。とても人気のお店らしく我々が行った午前11:30でも予約必須とのこと。我々が通されたのは「the Parlour」という場所。店内はクラシカルな内装や調度品でまとめられていながら、壁にかかっている絵はモダンアートだったりするバランスが秀逸でした。そうそう、ここはとっても独創的なトイレでも有名だそうです。
実はこの日、彼のレーベルから出る日本人アーティスト「BAND-MAID」の発売日だったらしく、「なかなかニュースを取り上げてくれない媒体が取り上げてくれたり、HMVがキチンと展開してくれたんだよ!」と、とても嬉しそうに話してくれたのが印象に残っています。日本から遠く離れた地で、一生懸命に取り組んでくれるトムのような愛のある音楽人がいるからこそ、日本人アーティストが世界に飛び出して行けるのだと感動しました。トムに「自分のバンドで一度共演した事あるよ!」と伝えると、とても驚いていました笑。
トムは基本的にすべてを自分でこなすので、リリース前になると彼のオフィスにはCDの在庫とグッズのTシャツ、発送用の封筒で埋め尽くされるそうです。グッズの話といえば「こっちではグッズと言っても、Tシャツばっかりでたまにアナログ盤を作るくらいだけど、日本人のアーティストは本当にいろんなものをつくよね!」と感心していました。そのあたりの商慣習は我が国独特のものがあるようですね。
CDショップの状況について聞いてみると「昔は市内にHMVもたくさんあったんだけどね」と少し寂しそうではありました。実際にOxford Streetの店舗に足を運んで見ましたが、路面の1階はCDメインのフロアですが、雑貨・オモチャ・映像作品と多岐にわたる商品展開で「掘り下げる」ような楽しみは弱い印象でした。今回、ROUGH TRADEも行く予定にしていたのですが調整がつかず、また次回。
JPU Records http://www.jpurecords.com/
sketch https://sketch.london/